体力なくてメンタル弱い私の働き方は普通の人に理解されない【発達障害メモ】

体力がないメンタル弱い発達障害の働き方 仕事

私は昔から就職しては辞めるを繰り返してきた。

体力がもたなかったり、コミュニケーションがうまく取れないせいでメンタルがもたないというのが原因だ。

最初こそ「私には根性がたりないんだ」なんて殊勝なことを考えていたけれどれ、転職回数が両手を使わないと数えられなくなったころになって、ようやく「私は普通の人に比べて体力的にも精神的にも弱い人間だったのか」と自覚したわけである。

自分は普通の人と同じように働いても駄目なのだと。

気づいた頃には、私もいい齢になってしまっていたのだが、それ以降は「自分に優しくするスタイル」で生きてきた。

「働く=フルタイム」という考え方は捨てて、自分の体力精神力でも耐えられるパートタイムを選択した。

もちろん、パートタイムだと時間が少ないから給料も減るので、生活費の見直しは必要になったのだが、もともとたいして物欲もなく、贅沢な生活をしたいとも思わない性分だったので、お金に困るということもあまりない。

安アパートに住み、時間があれば、こうしてブログを書いたり、図書館を利用して本を読んだりするから安上がりなものだ。

しかしである。

私自身はこの生活スタイルにわりと満足をしているし、この先もこうして過負荷なく生きていければいいと思っているというのに、普通の人たちは、そんな私をほっといてくれないのだ。

普通の人たちの考えは「働く=フルタイム」であり「パートタイムなんて主婦以外は許されない」なのである。

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発達障害の働き方は、ふつうの人には理解できない

私は一般枠で仕事を探しているので、周りの人には自分が発達障害だということは隠している(言ったら雇ってくれないからね!)

普通の人に擬態しながら働いているため、周りからは私も「普通の人」と思われている。

つまり、周りからみれば「いい歳をした働き盛りの大人が、どうして時短のパートタイムしかやってないの?」と疑問に思われるのだ。

普通の人たちというのは、どうしてなのか、他人の私生活がきになるらしい。

基本的に他人が何をしてようが全く興味のない私には、本当に理解できないのだが、初対面の相手から「本業は何やってるんですか?」といきなり聞かれたこともある。

そんなときは「は? パートタイムが本業ですが? というかてめーにゃ関係ねえだろうが」と言いたくなるのをこらえて「アハハ、ちょっと趣味的なことを〜」みたいに適当にはぐらかす。

それで誤魔化せればいいのだが、それでもしつこく聞いてくる鬱陶しいヤツがいるので「ブログの運営とかしてまして〜」みたいに言っておく。

そうすると、相手も「ああ、いわゆるブロガーみたいな?」と勝手に勘違いしてくれる。

まあ、このブログは気が向いたときにしか更新してないのだが、嘘はついてない!

そういえば、別の人からはなぜか「小説を書いている人なのかと思ってました〜」と言われたこともある。

なんでそう思われたかは謎である。

けど、その設定イタダキじゃね?

「パートの仕事をしながら小説家目指しているけど全然結果が出てない人」

これも「いい歳してそんなこと〜」と思われてしまうだろうけど、どうやら普通の人からすると

「パートの仕事しかしない大人」よりも「小説家を目指してパートの仕事をする大人」のほうがまだマシっぽい。

なぜかというと、普通の人は自分の中にある枠に当てはまらない意味のわからない存在を排除しようとする習性があるからだ。

「普通の人に見えるのにパートしかやらない大人」は“意味不明な存在”

小説家を目指しながらパートをする大人」は“ただのダメな人”として認識される。

そして「意味不な存在」よりは「ただのダメな人」のほうが社会には受け入れられるということなのだ!

まーじメンドクサイ。

「それなら普通の人に擬態するのやめなよ」とか言われそうだが、そしたらそもそも雇ってもらうこともできないので、どーしよーもない。

普通の人の社会って「私はこういう人ですよ」って名札をつけてないとダメなんだなぁ、というか、他人を気にしすぎだし「おまえら暇なんですか?」と言ってやりたい。

普通の人ってほんとメンドクサイなぁ……

コメント

  1. ymkymk より:

    終始、普通の皆さんが混乱しないように、理解しやすい様に演技して暮らしているのでそりゃ疲れますよね。下手に疲れたそぶりなんかみせたら、また、大して仕事してないのに何故疲れるの?と、また説明が必要になりますし。
    普通の皆さんのおかげが、たんに普通のみなさんが単純なのかわかりませんが、我々の演技力てなかなかですよね。

    • ぼんた ぼんた より:

      私が他人に求めることは「さわらないでください。ほうっておいてください」
      ただこれだけなんですけどねぇ……

    • ゆき より:

      わかる〜。重度HSPのアラサーです。普通の人間並の努力をいくらしても無駄でした。私も週4の掃除のバイトです。
      他に何やってるん?と聞かれたら、絵を描いてます、とか、勉強をしてます、とか言ってます(笑)
      振り返ると事務も接客も介護も人に酔って悲惨だったなぁ。一人でやれるバイトしか無理。
      普通の人間に擬態してうまく嘘つかないと生きられません。物欲もないので、人が欲しがるものも理解できない。そんな自分を諦めたら生きるのがマシになってきました。同年代が当たり前にこなす恋愛とか結婚とか、本当にしんじられなくて、自分が異常者だという現実に辟易した。
      自責を削ぎ落とすのに何年も費やしました。
      結果、嘘で塗り固めてひっそり生きる。それが自分なりの、世間様との距離感です。
      adhdとかも感覚が分かります。みんな何かあるんだろうなあ。本当は世の中頭おかしい人ばっかりですよね。気楽に行きましょ。

      • ぼんた ぼんた より:

        わかりみ深いコメントありがとうございまっス
        そうなんですよねぇ、フルタイムで働かないと「他に何やってるの?」って絶対聞かれるんですよねぇ。
        私も「在宅で別の仕事してるんでぇ」みたいに適当に誤魔化しながら、世間から距離を取りつつ、コソコソと生きています。
        普通の人たちの当たり前が、私からすれば「生理的に無理だからァッ!」ってのはよくあります。
        おっしゃるとおり、一人で気楽にいくのがいちばんですネ。

  2. 怪鬼 より:

    前にもコメント書かせて頂きました。長くてすみません(謝っておきます)
    私の場合、
    学校やめて初めて就職して印刷に行こうとしたのに研修で飲食に回され、辞め、他の印刷行けたと思ったら事務職OLという難関で働いてみたものの、結果どちらも半年持たない就活2回を経験しました。
    あえて1番自分でもやっては行けない職種に行ってみてわかったのは記事の通りでした。
    体力も無理(アトピーとか自律神経クソ持ちでストレスに耐えられない)、精神も劣等感の塊(どんなに優しい職場でも人と長く関わるのが無理でアラを探しては疲労し結局独りがいいとなる)でした。
    人が良い職場ばかり当たるのでもちろん私の職場選びは最高値なんですが、環境と人間関係で勝手にこじらせてしまいます。
    今や働き方改革まであるのに、他人が働き方にあれこれいってくるのがもう許せません。というか価値観の押しつけが駄目、なにもかもあれこれ強要されるみたいで人嫌いになるのも私のこれまでの結果だなと思いました。

    • ぼんた ぼんた より:

      これはわかりみが深い……
      私も神経が過敏すぎるせいで、他人の言うことに過剰反応してしまうため、人と一緒に働くと疲労が半端ないですネ。
      ストレスのせいでエブリデイ腹を壊してます。