「発達障害の自分は無価値な人間だ…」なんて自分の価値を否定してはいけない!

発達障害で無価値な自分が嫌い 考えかた

発達障害がもって生まれたあなたが、これまでの人生で「失敗した」「上手くいかなかった」「他人に馬鹿にされた」そういった経験は1度や2度ではなかったはずだ。

かく言う私も、これまで挫折や失敗を経験するたびに、自分に対して失望してきた。

「どうして私はこんなことも出来ないんだ!?」と自分が嫌になるのだ。

そんな気持ちが積み重なっていくと、やがて自分自身の価値を疑うようになってしまう。

「自分なんて世の中に必要無い人間なのではないだろうか?」
「こんな無能にできることなんてないんじゃないか?」

真面目な人ほどこういう思考に陥りやすくなるらしい。

まあ私は真面目な人間ではないが、しょうしょう理想主義というか完璧主義なところがあるせいで“欠陥のある自分”が嫌いであり、そんな人生に否定的なところもあった。

今この記事を読んでいる人の中には、私と同じように、不完全な自分、うまくいかない人生を受け入れ難く、いっそのこともう無価値と決めつけてしまおうかと思っている人は、そのままだと悲しい結末を迎えそうなので、ちょっと自分の価値について考えてみようじゃないか。

そもそも、あなたはどうやって自分の価値というものを測っているだろうか?

周りの人と比較して、自分の能力に優劣をつけていないだろうか?

だとしたら、その考えかたでは、私たちのような発達障害の人間は、どうやったところで不幸になるしかないのだ。

私は欠陥のある自分が気に食わないが、そのせいで自分の価値が無くなってしまうのはもっと気に食わない!

だっておかしいじゃないか、なんで私たちは不幸になる宿命を負わされなければならないんだ、だったらそんな宿命捨ててやる!

そう捨ててやればいいのだ。

私たちを不幸たらしめている、価値基準というものを!

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自分は価値のない人間だと判断する基準をぶち壊せ!

おそらく大抵の人は「人は生きているだけで人生に価値があるのです」みたいな台詞を聞いたことがあるだろう。

誰が言ったかは覚えてないが、まあそういうことを言う人はどこにでもいる。

けどそれを「その通りだ!」と、すんなり受け入れられる人は、既に精神がネクストステージにGOしちゃってる人か、頭のゆる〜いおバカさんのどちらかだろう。

もちろん私もあなたも、そんな言葉を、はいそうですかと鵜呑みにできるほど達観もしていなければお気楽でもない。

だって、現実に私たちは自分の欠陥を嫌というほど突きつけられ、苦しんでいるのだ。
生きてるだけで人生オッケーなんてどうして思えるだろう?

私たちには精神論ではなく理論が必要なのだ。

自分を無価値だと思ってしまう理由

まず私たちは有能無能をどこで判断しているか、それは「成果」である。

仕事でノルマ達成すしたり、たくさんの給料を稼いだりと、まあ簡単に言うと

他人から「すご〜い!」って言われたり、褒められたり尊敬の目で見られることが価値のあることだと考えているのだ。

逆にどんなことをしても、周りから認められないことに価値を見出せないのである。

これが世の中の大多数を占めている普通の人の価値観である。

しかし、私たちのような発達障害もちが、他人から「すご〜い」なんて言われることをするのは無理である。

無理なものは無理!できないものはできない!ないものを求めるな!

つまり、私たちは普通の人とは違う別の価値観で生きなけばならないのだ。

自分にできることを自分の基準で良しとする

普通の人が周りの人と比較する相対的な価値基準で判断しているが、私が推奨するのは自分だけで評価する絶対的な価値基準である。

相対的な価値基準は、平均的な成果が10点満点中の7点であるなら、8点以上でなければ価値があると評価されない。

しかし、絶対的な価値基準は、自分だけの中で評価をする方式なので、たとえ5点であっても1点であっても、そこに価値があると認めることができる。

なぜなら、この評価方法では評価者は自分自身なのだから、自分にできる範囲でやった結果なら、それは十分によくやったと言えるのである。

例えばあなたが働いて10万円を稼いだとして、他人を見て「あの人は私が10万円しか稼げないのに100万円も稼いでいる」とか、そんなふうに思ってしまっているなら考え方を変える必要がある。

なたがが稼いだ10万円は何物にも代えがたいもので、自分が頑張った最高の10万円である。
他人と比較して自分を卑下しなくてもいいのだ。

完璧を目指すな!

自分を無能だと悩む人の多くが、失敗に対して自分を強く責めてしまう傾向がある。

失敗しないミスしない、なんでもスマートにこなせる自分を理想としているせいで、些細な失敗でも自分が許せないのだ。

しかし、その考え方は間違っている。

失敗からは学べばよく、失敗するたびに自分を必要以上に責めてしまう癖を直す必要がる。

まずは失敗する自分を許してあげることが大切だ。

「自分は完璧じゃないから失敗もする、けどそれでいいのだ」と。

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自分の価値観で生きれば普通の人とは合わなくなる

問題があるとすれば、自分だけの絶対的価値観で生きるというこは、大多数の一般的な価値観でいきる普通の人たちとはお別れということである。

もしもあなたが自分の価値観を普通の人に話したとしても、それが理解されることはないと断言できる。

しかし、普通の人達の価値観の中で、自分の価値を否定しながら生きることに比べれば、そんなのは実に些細なことである。

自分の手札でこの人生と勝負するしかない

あのスヌーピーも言っている。

「You play with the cards you’re dealt …whatever that means. 」
(配られたカードで勝負するしかないのさ…..それがどういう意味であれ。)

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