「つまりどういうこと?」
私が何かを説明しようとすると、決まって相手に言われるセリフである。
これも発達障害あるあるだと思うのが、ともかく私は説明がとても下手だ。
要点をかいつまんで言うことができず、あれこれと不要な情報を追加してしまい、結局伝えなければいけない重要な情報は言えてない。みたいな。
聞かれたことに対するダイレクトな返答が即座にできないのだ。
たとえば「その仕事どれくらいかかりそう?」と質問されたとしよう。
ダイレクトな返答は「○○時ごろです」だろう。
しかし私は「えーっと、まずあの作業をしてから、次にこの作業をするつもりで、もしかしたらあれがあーでこーで……」と聞かれてもいない作業手順を説明しだしてしまう。
相手はそんなこと聞きたいわけじゃないのに!
「いま何時?」と聞かれたときに「さっきお昼を食べたばかりなので12時です」みたいな。
お昼を食べた情報はいらんだろ!?
という具合に余計なことまで言ってしまう。
あいだにワンクッション挟まないと答えられないのである。
なぜだろう? 直接的な返答は相手の心象を悪くすと思っちゃうからだろうか?
しかし、仕事でのやりとりだったり、緊急を用する事態では分かりやすさと早さが求められる。
大事なのは説明の優先順位である。
たとえ話だが、優先順位を間違えた説明だとこんなことになる↓
それで、Aさんはどうなったんだよ!?
と、突っ込みを受けてしまうような説明だ。
余計な情報ばかりがくっついて、しかも結局、Aさんが病院に運ばれたかどうか、本当に重要なことが抜けているというダメさ加減。
こんなのは普通に考えてありえない、と言いたいところだが、はっきりって私はテンパるとこんな感じになってしまう。
こうして書いていると客観的に考えることができるのだが、いざ目の前でアクシデントが起こったりすると、頭の中で話の順序を組み立てることができず、思い浮かんだ順に口から漏れていくのだ。
結果から言うこと意識する
成功した/失敗した いる/いない できる/できない
相手が聞きたいのは「結果・結論」なので、なにがどうしての説明ではなく、“どうした・どうなった”をまずは言うのが重要だと思われる。
「補足→結果」ではなく「結果→補足」の順で説明するのだ。
さきほどの例であれば、最初に「Aさんが病院に運ばれました!」と重要な結果を伝えてから「昼食のパスタにアレルギー食品が入っていたからです」と補足説明をすれば2行で済んだ話しである。
こういうのって、普通の人は当たり前のようにやっているけど、私のような発達障害さんは意識しないとなかなかできない。
なにも考えずに口を開いてしまうと、頭の中が真っ白になってわけがわかんないことを言ってしまう。
だから説明をするときには、まず「結果・結論」を意識することが大切だと思う。
まあ、頭では分かっていても、いざその場に立つとテンパって上手くできないから困っているのだが…
それでも意識し続けることは大切だと思うので書き残しておこうと思ったわけなのさ。
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