発達障害持ちに自己分析は必須!仕事の適正を失敗の経験から学べ!!

発達障害の人は仕事の適正を自己分析するべし! 仕事

発達障害者は自分の適正を分析せずに仕事を選べば高確率で失敗する。

これが私の人生で手痛い経験と共に学んだ教訓である。

普通の人だって向いてないことをすれば失敗するのは当然であるが、発達障害をもつ人間は、普通の人にくらべて、向いていないことが圧倒的に多い。

さらに厄介なのが、発達障害の人は自分の適正に関して無自覚であることが多いということだ。

最近でこそ発達障害という言葉が世間に認知されているが、病気のように目に見えた症状があるわけでもなく、特性も個人差があるため「まさか自分がそうだとは思っていなかった」という人の方が多いだろう。

まあ私がそうなんだけどね!!

しかし自分の適正に気づけないのも仕方がないと言える、子供の頃はちょっとおかしい行動をしても「個性的なお子さんねぇ」なんて言葉で片付けられるし、学生時代は「あいつはちょっと変わってる」ぐらいの認識で済まされてしまうのだ。

そして、社会人になり働き始めたことで、些細な違いが許されない会社という場所に立って初めて、自分が他の人と違うことに気づいてからも苦悩は続く。

自分がおかしいなんて、今まで考えてもこなかったから、自分の適正を客観的に分析したこともなく「この仕事なら多分大丈夫だろ」みたいに適当な転職をしても、また向いてない業務に直面し、ついていけずに会社を辞めるというのを繰り返す。

気がつけば転職回数だけが増えて履歴書の職歴欄だけが埋まっていくという悲惨な状態になってしまった。

転職回数が多くなるほど就職面接では「こいつはすぐに辞めそうだ」と疑われて仕事も見つけにくくなってしまう。

だからこそ、私のような発達障害をもつ人は、自分に合う仕事を見つけるために、自己分析で己の適正をしっかりと見極めてほしい。

仕事の要素をカテゴリ別も分類する

仕事で失敗したときに「自分にはこの仕事が合わないなぁ」と感じると思うが、仕事の「どの要素」が自分に合っていないのか、ちゃんと検証しているだろうか?

例えば人間関係が問題となった場合、職場の環境が違えば同じ仕事でも問題は起きないこともある。

これは職種に問題があるのではなく、職場に問題があるのだ。

転職をするにしても、問題点を正確に見極めていなければ、同じ失敗を繰り返してしまう。

一括りにして「この仕事だから合わない」と考えるのではなく、「自分が苦手とする”不適正要素“があるから合わなかった」と考えたほうがいい。

下記のリストは全て「〜ことが得意か?」という読み方をしてほしい。
例えば「”人と話す“ことが得意か?」のように、自分に対して問いかけながら確認していく。
これで大雑把にだが、自分の得手不得手が見えてくるはずだ。

 

《心》

  • 人に共感する
  • 人と協力する
  • ものごとに興味をもつ
  • 無関係なことに関心をもつ
  • 責任感をもつ
  • プレッシャーに耐える
  • 体育会系のノリに馴染む
  • 決められた時間を守る
  • 頭を切り替える

《技》

  • 素早く動く
  • 人と話す
  • 人の考えを推測する
  • 的確に判断する
  • 効率的に動く
  • 事務的な作業をする
  • 技術を向上させる
  • 集中する

《体》

  • 長時間労働時間に耐える
  • 単調な作業に耐える
  • 筋力を必要とする作業に耐える
  • 毎日決められた時刻に朝起きることができる

《知》

  • 言われたことを覚える
  • 知識から連想する
  • 細かい作業を覚える
  • 新しいことを覚えようとする

自分の強みと弱みを考慮する

例えば私の場合、下記のような不得意があるわけだが(かなり多い)
ここから自分に合った仕事を選択する流れを考えてみよう。

  • 人と協力する
  • 人に興味をもつ
  • 関係のないことに関心をもつ
  • プレッシャーに耐える
  • 体育会系のノリに馴染む
  • 会社のために働く
  • 素早く動く
  • 効率的に動く
  • 事務的な作業をする

失敗のパターンを予測する

まず私は不器用である。
事務仕事のような細かい作業は苦手だ。
テキパキと雑多な業務をこなしたりできない。

対人能力に問題があることは分かっていた。
特に外部の人間とコミュニケーションをとるのが大の苦手だった、なにせ人の顔と名前を覚えられないし、社内ならまだしも、外の人間には興味も持てない。

体育会系のノリも苦手だ。
話がまるで合わないし、会社自体に愛着を持たない人間だから仲間意識も希薄である。

社外の人とやりとりをするのは気を使う。問題を起こすと面倒だから低姿勢に対応するせいで、ストレスが溜まってしまう。

成功のストーリーを想像する

私はこれらを踏まえて、社内製品の品質管理の仕事に転職したことがあった。
そして、失敗を検証したこの選択は間違いではなかった。

まず、仕事の対象は「社内の製品」なので、内部の人間とやりとりをすことが前提だ。
カスタマーサポート部が外部とのやりとりをしてくれるので、私が直に接触する必要がないため対人関係に悩まされる不安要素が1つ消えた。

内部の開発者とは頻繁にやりとりもするが、知らない人間と関わるよりはマシである。
なにより同じ会社の人間なので、相手を”お客様扱い“する必要がない。

横暴な開発者を相手にすると、面倒なこともあるが、社外の人間相手のような面倒はなかった。

そして業務のメインは「品質を管理する」という1点に集約されている。
専門性が高くなることで、事務仕事のような汎用性は求められなかった

単調な作業が続くこともあったが、大して気にはならない。
1つのことをじっくりやるのが私には向いていた。

こうして、過去の失敗パターンを潰す転職をすることで、仕事環境の改善に成功した。

かといって、問題が全てなくなったというわけではない。

会社選びのPDCAを回す

転職後はおおむね順調であったが、それでも問題点は残っていた。

  • 自分1人で完結できない業務が苦手
  • 自分のやり方で進められない作業はつまらない
  • 細かく管理されるのが煩わしくてストレスを感じる

チームで動くことは嫌いだった。
人と一緒に作業すると、相手を考慮しなければならないのでストレスが溜まった。
私はできるだけ一人でできる仕事が良いのだ。
とくに一緒のチームで仕事をしている人がサボったりするのが、私は許せないタチだったので、いちいち相手の行動に苛立ちを感じてしまう。

管理職とのやりとりも私がストレスを溜める原因だった。
その会社は業務コストを分析するために、業務内容や勤務時間を細かく集計しており、現場と管理者の間に大きな溝が生まれていた。

例えば30分残業をすると、管理職に「どうしてこんな無駄な残業するの?」とミーティングで聞かれ、その理由を30分かけて説明させられる→そのぶん作業が遅れる→遅れたぶん残業する→また説明を求められる。
という悪循環を繰り返すのだ。
この阿呆なやりとりは、私に多大なストレスを与え続けてくれた。

問題点を潰す転職をする

次に転職した会社は同じ職種であったが、前の会社と違うのは、その仕事をするのは、自分一人だけ、という点だった。

その会社で新しく設立した部署での仕事だったため、まだチームという体裁すらなく、社内に経験者がいなかったので、仕事のやりかたも一任された。

つまり会社側もよくわからないから放置されていたのだ。

これは私にとっては最良の結果である。

  • 仕事のやり方を決められない
  • チームメイトと協力して作業する
  • 仕事の内容や時間を細かく管理される

私にとって問題となるパターンが、これでまた潰れたのだ。

同じことは繰り返さない

断っておくが、皆に転職を勧めているわけではない。

いまの会社で問題となる要素を潰せるなら、それにこしたことはない。

しかし、問題とは会社のルールや風潮が大きく関係するので、そう簡単に変えることができない。

どうしても辛くて、我慢していたら身体を壊すというのなら、転職せざるをえないだろう。

そのとき必要になるのが、転職するためのPDCA(プラン、実行、検証、改善)である。

どうすればいいか、失敗するパターンを検証し、成功するストーリーを想像することで、同じ場所をグルグルと回っているような状態から抜けだすことができるのだ。

もちろん、プランを立てて実行しても失敗する可能性はある、そうしたら失敗を検証して問題点を改善新しい計画をまた実行すればいいのだ。

もしも「転職しても同じ失敗を繰り返している」と感じているなら、いちど転職のPDCAを回して、現状の分析と適切なアクションを検証してみるといいだろう。

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