私がおひとり様である理由には二つある。
発達障害のせいで仕事を失敗するたびになんやかんや言われたり、価値観をどうのこうの言われてきたことによる「他人へのマイナスイメージ」がまず一つ。
そして、もう一つの大きな理由として、今までは良いと思っていた相手やものが「突然どうでもよくなる」というのがもう一つの理由だ。
いままでそれなりに仲良くしていた相手でも、きっかけによって、突然「もういいや」という気持ちなり急速に冷めてしまう。
だんだんと嫌いになるとかではなく、とつぜん崖から落ちるかのごとく垂直落下である。
どうしてそうなるのか考えてみると、私はものごと全てを損益で考えているからである。
頭のなかにプラスとマイナスの勘定が並べられていて、差し引いてマイナスになれば、それはもう不要なものなのだ。
いままで付き合いがあった相手だとしても、自分の立場や環境が変われば評価も変わる。
価値観だって普遍ではない。いままで価値観が似ていたから付き合いがあったとしても、それが変わればもう付き合う理由もない。
「これ以上の付き合いを続けることにどんなプラスがあるのか」を考えて、プラスとマイナスを算出して、マイナスになれば「もういいや」である。
ポイント制の思考はマイナスになりやすい
私はどんなものにもポイントをつける。それは感情でも例外はない。
喜怒哀楽の感情であれ、収入や出費であれ、必ずプラスかマイナスのポイントをつける。
その対象が自分にどれだけの精神的なプラスとマイナスがあり、物質的なプラスとマイナスがあるのかを計算する。
ちなみにこのポイントのつけ方も状況によって変化する。
当たり前だが、収入が多い時に1000円の支出がマイナス1ポイントだったとしても、収入が減ったときであればマイナス5ポイントになったりもする。
そして、ポイントがマイナスになれば、それはもう切り捨てるべきものだと認識する。
「もういいや」の瞬間である。
(冷酷と呼ばれる人はポイント思考が多のではないだろうか?)
だから私は、どれだけ親しくなろうが、いつかは切れると分かっているので、最初からおひとり様を選んでいるのだ。
なんでそんな考えたかするの?なんて言われても、自分でもよくわからん。
気づけばこういう考え方をしていた。
この考え方が普通じゃないことは自覚しているが、いまさら変えることもできないわけで。
こんな思考の人間が人と一緒にいたところで、お互い嫌な思いをするだけだから、なるべく人と関わらないように生きている。
なんかの本で読んだのだが、ふつうの人であっても、人生ってマイナスのほうが多いらしくて、ポイントで考えると人生の価値がマイナスになりやすいそうな。
だからこの考え方は止めたほうがいいんだってさ。
やめようと思ってやめられるもんなら、とっくにやめているのだがね!
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