「集中力が続かないせいで本が読めない」発達障害な私の読書術

集中力が続かない読書が苦手な発達障害 雑記

「発達障害の人って凄い集中力があるんでしょ?」みたいな認識をしている人がいるけれど、過集中の特性をもつ人なんて、一部の発達障害者だけであり、私なんてその真逆で、集中力がなさすぎて困ることばかりだ。

仕事中でも、それだけ集中しているなんてことはまず無理で、頭の中では全く関係ないことを考えている。

仕事中ならまだ自制がきくので、別のことを考えながらも、なんとか作業の手は止めずにいられるが、これがプライベートであるなら、何かやっている途中でも、別のことが気になれば途中でほっぽりだして別のことをやり始めてしまう。

おかげで子どもの頃から勉強が苦手で、教科書なんてとても読んでいられなかった。

世の中にはディスレクシア(読字障害)というものもあるらしいが、そういうものではない。

興味のない文章を読むことに極度のストレスを感じて、数ページ読んだだけで頭がものすごく疲れてしまう。

文字を見てもそれが頭に入ってこず、負荷に耐えられない脳が思考をストップさせようとする。

ちなみに、私は寝つきが悪くて、普段は布団に入っても1時間ぐらいは眠れない体質なのだが、このとき目を閉じて横になれば速やかに意識を失うことができる。

おかげで本を読むのも一苦労である。

多くの人が絶賛するようなベストセラー小説であったとしても、それは例外ではない。

そもそも小説というのは、読んでいくうちにストーリーの面白さにのめり込んでいくものであって、一ページ目から「これ面白い!!」なんて感じることはない。

私の脳みそが「この本は面白い」と認識さえすれば読み進めることができるのだが、まずそこに到達する前に挫折してしまう。

私の場合、物語に興味をもつまでが難関なのである。

だから私は長編小説の類はほとんど読めたことがない。

もうね、ストーリーとか次々に登場する人物の名前をいちいち覚えてられないのだ。

けど、私のように「読書は苦手だけど、小説とか読んでみたい」と思っている人も世の中には多いんじゃないかと思うわけで。

そんな人におすすめしたいのが”ショートショート“である。

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読書苦手人にショートショートをすすめる理由

名前だけで想像はつくだろうが「ショートショートってなに?」という人のためにwikiの抜粋を載せよう。

ショートショート(英: short short story)は、小説の中でも特に短い作品のこと。 簡易的に「短くて不思議な物語」とされることもある。 定義は諸説あり、短編小説や掌編小説、ショートストーリーとは異なる独自のジャンルといわれることが多いが、それらを区別しない場合もある。

引用元:wikipedia

というものである。

そう、つまり

短時間しか集中できないのなら、短時間で読める本を読めばいいのだ!

生憎と私は、苦労して長編小説を読むためのトレーニングをするとか、そんな修行僧な道は選ばないのだ。楽な道があるならそっちを選ぶスタイルである。

作品にもよるが1つの話が、10ページから20ページで話が完結するので、10分もあれば読み終えることができる。

さらに言えば、この短いページ数で話を展開させオチをつけて終わらせなければならないのだから、冒頭から欠伸のでるような長ったらしい描写がされることもない。

スピーディーに物語は進んでいくので、飽きることもないのだ。(飽きるまえに読み終えるだろう)

一編を読み終えたら、そこで頭を休めるために本を閉じてもいいし、そのままもう一編を読み進めてもいい。

ストレスを感じながら大ベストセラー長編小説なんか読むよりも、こっちのほうがよっぽど読書を楽しめるというものだ。

ショートショートで有名な作家だと『星 新一』だが「ショートショート おすすめ」で検索すればそこらへんの書評サイトがいくらでもおすすめ本を紹介してくれるだろう。

買うのが嫌なら近所の図書館に行けばよい。

意気込んで分厚い名作に手を出して毎回挫折してる人は、まずここら辺から始めてみたら良いのではないだろうか。

まずは「読書は頭が疲れる退屈な作業」というマイナスイメージを、頭から払拭することが先決だと思う。

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