「仕事が辛かったから辞めた」と言えない発達障害者の面接茶番劇攻略法

面接という茶番劇に挑む発達障害者 考えかた

仕事が長続きしない私にとって、就職活動の面接はまさに鬼門である。

何も知らない人が私の履歴書を見たら、転職回数がやたらと多い問題のある人間としか映らないから、普通の人からすれば、そもそも仕事を辞める理由がわからないようだ。

だから「なんですぐ辞めちゃうの? 仕事に飽きちゃうの?」みたいに聞かれるわけである。

そんなん、仕事が辛かったからに決まってるじゃろうがい!」

と言いたい気持ちを抑えて、なるべく通りがよさそうな理由をでっちあげるという茶番を繰り返さないとならない。

私は一般枠の非正規雇用を渡り歩いているから、正直に「仕事が辛かったんで辞めました!」なんて言ってしまうと

「えっ、キミ体力がないの?」
「えっ、キミ性格に問題あるの?」
「えっ、キミ実は発達障害なの?」

「不安がある人材は採りたくないから不採用!」

はいおしまい。である。

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私の考える茶番面接に勝つ方法

いくら面接通って採用されようが、仕事が続かなければしょうがないこと承知しているが、面接が通らなければスタートラインにも立てやしない。

数多の茶番劇を乗り越えてきた私が考える、面接で注意する点について書こうと思う。

どうして面接で緊張してしまうのか

面接が苦手な人は「緊張して上手くしゃべれない」「頭が真っ白になってしまう」という悩みを持っていると思う。

私も昔は面接が大の苦手で、口を動かしていても自分で何を言っているのか分からなくなってしまうということが多々あった。

面接の緊張を克服したキッカケとなったのは、ある考え方をするようになってからである。

まず、面接で緊張してしまう理由だが、

「これに落ちたら次はない!失敗してはいけない!」と思うせいで余計に緊張する。

「自分は求職中の身分なんだから面接官様には頭があがらない」と思って萎縮してしまう。

こんなところではないだろうか?

もしもこれが、べつに落ちてもいい面接だったらどうだろう?
おそらく緊張しないはずだ。

緊張するということは、追い詰められている焦っているか、面接官を必要以上に気にしすぎているということである。

「ダメならそれでいい」というぐらいの気持ちで望め

なかなか就職が決まらないと、どうにか採用してもらいたいからとボロを出さないように必死になるが、それが逆に緊張の原因にもなる。

けれど、採用に最も大きな影響を与えるのは「タイミング」である。
どんなにちゃんと喋れても、自分よりも高評価の人が応募してたら高確率で落とされてしまうし、逆にあまり印象よくなくても、急募で他に応募者がいなければ、高確率で採用される。

焦ったところで上手くいくことはないのだから、「まあダメなら別の場所を受ければいいや」ぐらいの気持ちで望んだほうがリラックスして上手く喋ることができる。

面接官は神様じゃない!

面接官にあれこれと質問されたり、自分のことを否定的に言われると、気持ちが縮こまってしまい、上手く喋れないという人もいるだろう。

しかし、面接官なんてのはただ人事を担当することになっただけの社員である。

私も会社でなぜか面接する立場になったことがあるが、はっきりいって、面接担当者の選考基準なんてあてにならない。

極端なはなし、面接官が「こいつ嫌いなタイプだなぁ」と思えば、能力うんぬんと関係ないとろこで落とされる。

所詮は相手も同じ人間なのだから「わざわざ面接を受けにきてやってるんだ」ぐらいの不遜な気持ちで望めばいいのだ。

「喋る」のではなく「演技」をする

最初に言った通り、面接は茶番である。

大抵の面接官はあらかじめ決められた項目に沿って質問をして、応募者は想定した回答をする。

面接官は「観客」であり、私たちは「役者」だ。
せいぜい良さげな人を演じてやればいいのだ。

真面目な人は、面接でも自分の悪い面まで包み隠さず喋ってしまいがちだが、それは大間違いである。

面接で本当の自分なんて見せてはいけない

面接というのは、対話ではなく劇なのだ。

「自分にはこんな欠点がある」とか、「今までこんな失敗をしてきた」とか、それはあなたの欠点であり、あなたが演じる役とはなんら関係ないのだ。

面接官にはあくまでも「理想の人材」を演じてあげればいいのである。

一応いっておくが、嘘で塗り固めた経歴を喋れというわけではない、そんなものはすぐに見抜かれてしまうだろう。

悪いところはなるべく見せないようにボヤかしながら良いところを目立たせようということだ。

マイナス材料なんてわざわざ言う必要ないのだ。

嘘じゃないけど隠していることはある、嘘は言ってないけどそれが真実全てじゃない。みたいな感じである。

たまに疑り深い面接官が根掘り葉掘り聞いてくるせいで、ごまかしきれないときがあるけれど、まあそうなったら、この求人とは縁がなかったと思って心の中でそっと投了である。

とりあえず笑顔!

誰だって、ムスッとしている人よりも笑っている人のほうが好印象だ。

だから口角上げ気味を意識しよう。いやほんとに印象って大事。

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自分に自信がない人も面接で演技はできる!

自分に自信をもって話しましょう!」と言われても、これまで失敗と転職を繰り返してきたのだからそんなもんはない!

しかし「自信をもってるふうに演技しましょう!」なら意外とできるものだ。

不思議なことに、演技をしていくうち喋りにも余裕が生まれてくるのである。

まあこれで採用されても、結局長続きしないから困ってるのだがねっ!!

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